豪州へ交代配備の米原潜 最初の1隻は「コロラド」に
米国、オーストラリア、英国の3か国は2026年10月27日、豪州西部を拠点とする潜水艦ローテーション部隊「SRF-West」に最初に割り当てる米海軍の原潜を「コロラド」に決めたと共同で発表しました。

配備開始は2027年後半
米国のヘグセス陸海空戦争長官(=Secretary of War•国防長官)、オーストラリアのマールズ副首相兼国防相、英国のストリーティング国防相は2026年10月27日、共同声明を発表しました。豪州へ交代で配備する最初の米海軍の原潜を、バージニア級攻撃型原潜「コロラド」(SSN 788)に指定するという内容です。
配備の開始は、2027年後半。
「コロラド」の配属先となる「SRF-West」(=Submarine Rotational Force-West)は、西オーストラリア州にある豪海軍基地HMAS Stirling(スターリング)を拠点とする潜水艦部隊です。米国の攻撃型原潜最大4隻と英国の攻撃型原潜1隻を、交代で受け入れます。豪州政府の承認と招請を受けて設けられました。
米英豪3か国の安全保障協力の枠組みAUKUS(オーカス)の原潜計画では、2027年に豪州への交代配備が始まります。その1隻目が今回決まり、構想として語られてきた「米原潜の豪州駐留」に、具体的な艦名と時期が入った形です。
パースの支援拠点は開設済み
受け入れの準備は、発表に先立って進んでいます。米海軍はすでに、西オーストラリア州パースに支援拠点NSA Stirling(=Naval Support Activity Stirling)を開設しました。
NSA Stirlingは、SRF-Westに配属される米兵や軍属、関係者、その家族を支える拠点です。住宅や医療、保育、レクリエーションの面で生活を受け持ちます。この拠点の立ち上げは、2024年10月に米海軍日本地域司令部へ割り当てられていました。
そして、潜水艦の寄港も始まっています。2025年2月25日には、米海軍の攻撃型原潜「ミネソタ」がHMAS Stirlingに入港しました。この年に予定された米攻撃型原潜の寄港2回のうち、最初の1回でした。
こうした寄港と拠点整備の積み重ねの先で、「コロラド」の交代配備が始まることになります。


