〝火星衛星から10gの砂〟を持ち帰る 探査機打上げをJAXA公式が生中継
JAXAは2026年10月20日、火星衛星探査機「MMX」を搭載したH3ロケット10号機の打上げの様子を、YouTubeの公式チャンネルで動画で公開しています。

NASAの探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影した火星の衛星フォボスのカラー画像(2008年)
写真:NASA / JPL-Caltech / University of ArizonaPublic domain
H3ロケット最大の24形態での打上げ
JAXAは2026年10月20日、火星衛星探査機「MMX」を載せたH3ロケット10号機を種子島宇宙センター大型ロケット発射場から打ち上げる様子をYouTubeの公式チャンネルでライブ中継しました。配信は打上げの約55分前、未明の3時45分頃に始まり、早朝の4時41分03秒の打上げ予定時刻を挟んで約75分後までを収めています。
打上げに使われた10号機は、H3で最大の構成となる24形態です。LE-9エンジン2基と固体ロケットブースタSRB-3 4本に、衛星を覆う先端部分が長いロングフェアリングを組み合わせています。24形態のロングフェアリングの飛行は今回が初めてです。24形態の飛行は7号機に続く2度目で、MMXを火星へ向かう軌道=火星遷移軌道へ送り込みます。
MMXは火星の衛星のひとつ、フォボスに2回着陸して10gの砂を採取し、地球へ持ち帰る探査機です。JAXAは、火星衛星のサンプルリターン計画としては世界初だとしています。計画では、約1年の飛行を経て2027年に火星圏へ到着し、観測と試料採取ののち、2031年にサンプル入りのカプセルをオーストラリアへ帰還させます。打上げから帰還まで、約5年にわたる旅です。


