〝マッハ5超〟空中発射ミサイルARRW 米空軍が量産契約
米防衛大手のLockheed Martinは2026年10月27日、空中発射型の極超音速ミサイル「ARRW」の生産に向けて6億9,400万ドルの契約を米空軍から受けたと発表しました。

主翼下のパイロンにAGM-183A ARRWを搭載し、駐機場に停まるB-52爆撃機。
写真:U.S. Air Force 412TW by Giancarlo CasemPublic domain
ARRWの量産契約と生産拠点の拡張
米防衛大手のLockheed Martinは2026年10月27日、空中発射型の極超音速ミサイル「ARRW(=Air-Launched Rapid Response Weapon)」の生産に向けた契約を米空軍から受けたと発表しました。契約額は6億9,400万ドル。この契約で、ARRWは量産に向けて動き出しました。
ARRWは、米空軍の爆撃機B-52にすでに統合されているミサイルです。極超音速ミサイルの名のとおりマッハ5=音速の5倍を超える速度で飛び、目標から離れた位置、いわゆるスタンドオフから攻撃するよう設計されています。極端な高温に耐えるための先進素材と、命中精度を上げるための先進技術も使われています。
発表の地であるアラバマ州トロイでは、ARRWを生産する施設「Building P-20」の拡張工事が始まりました。広げる面積は4万7,000平方フィート(約4,400m²=編集部換算)。完成すると、この施設の生産スペースはいまの3倍に一気に広がります。今後4年間で、新たな雇用も生まれるとしています。
Lockheed Martinは、政府の資金が付く前から、ARRWの生産施設と設備に自社で6,700万ドルを投じていました。この投資は、2030年までに弾薬分野へ80億〜90億ドルを充てる計画の一部とされています。


